ある薬剤師のブログ

薬局にて、患者さんとの会話内容のメモなど。

白内障手術がこわい

ある女性の高齢患者さん。

抗菌剤の目薬の処方せんを持ってこられました。

コメントに「手術3日前より使用開始」高齢者でこの処方だとほぼ白内障かな。たまに緑内障とか翼状片。

 

私:白内障の手術か何かですか?

患者:そうなのよ。来月白内障の手術をすることになったんだけど、手術の説明を聞いていたらこわくなっちゃって。大丈夫?

私:病院側としては一通り説明を患者さんにしておかないといけないので、やむを得ないところもありますよね。手術自体は20分くらいで終わるので、先生を信頼してお任せしていればすぐ終わりますよ!90歳の方でも視力が1.5になったという人もいましたよ。

患者:もう、「まな板の鯉」で先生に委ねるしかないわよね。ところで、次回までに近距離と遠距離のレンズがあるそうなんだけど、どっちがいいと思う?

私:うーん、それぞれの良さがあると思いますけど、ご自身の生活の中で近くと遠くどちらをみることが多いのかを考えて選ばれるといいと思いますよ。考えてみてどうしても決めかねたら、先生に相談してくださいね。

患者:わかった。家でよく考えてみる。

私:手術後は目薬をしばらく使うことになりますけど、術後の感染が怖いので、大変だけどしっかり点眼してくださいね。

患者:どうもありがとう。

患者さんは帰りました。

 

私は患者さんの不安が少しでも軽くできただろうか??